日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比22円85銭安い2787円05銭となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け前日の米国株安など世界的な株価下落の流れを受けて、リスク回避の動きが続いており、ジャスダック市場でも売りが優勢だった。
日経平均の持ち直しを受けて前場中ごろには上昇に転じる場面もあるなど、不安定な値動きとなった。
個人投資家の動向については「これまで換金売りが進む中で大幅に下落した銘柄も多く、押し目買いを入れる動きも広がりつつある」との声も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で316億円、売買高は7362万株。値上がり銘柄数は253、値下がり銘柄数は374となった。
17日にジャスダック市場に新規上場したミアヘルサは公募・売り出し価格(公開価格、2330円)を582円(25.0%)下回る1748円で初値を付けた。前引け時点では1461円と初値を16.4%下回った。
個別では、インヴァスト証券が一時ストップ安と急落した。ホーブ、美樹工業、ミサワホーム中国、太洋基礎工業、常磐開発など187銘柄は昨年来安値を更新。テリロジー、アルファクス・フード・システム、イメージ情報開発、ホテル、ニューグランド、トシン・グループが売られた。
一方、システム ディ、カルナバイオサイエンスが一時ストップ高と値を飛ばした。リプロセル、シンバイオ製薬、ZOA、日本アンテナ、ウエストホールディングスは値上がり率上位に買われた。
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