「新人類登場」
寄り付きはヒビノとセレスポなどイベント関連の上昇。
コロナ衰退の端緒と見たいところ。
ただ電子端末では中世の欧州のペスト流行を描いたアルベール・カミュの「ペスト(新潮文庫)」を引用。
「疫病のこの突然の退潮は思いがけないことではあった。
しかし市民たちは、そうあわてて喜ぼうとはしなかった。
今日まで過ぎ去った幾月かは、(中略)用心深さというものを彼らに教え」た。
加えて「VIX指数は高止まり。
カミュとVIXが教えるのは、疑心暗鬼の払しょくにはかなりの時間がかかるということだ」。
カミュなど忘れた方が良いかも知れない。
SBI証券と楽天証券は「投資信託の月間の積立額が増加している」と発表した。
楽天は1年間で2倍、SBIは3カ月で3割増。
この数カ月の伸びが大きくなっているという。
「株式相場の下落が新たに積み立て投資を始める好機と考える個人投資家が多い」という解釈だ。
楽天証券は3月15日時点の積立額が165億円。
19年3月末比で倍増。
数字は独自の投信積み立てサービスと積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)の月額換算だ。
SBI証券は積立額が200億円と19年11月末比50億円増。
「新しく投資を始める若年層や初心者層が動いているため」との見方。
楽天証券の総合口座数は400万超。
2月の月間新規口座開設数は初めて10万を超えペースが加速しているという。
SBI証券も2月下旬に500万口座を超えた。
「若年層は投資金額が小さいため、目先の収益全体への貢献は大きくない。
しかし中長期的には競争力の差となって表れそうだ」との声。
戦場の鉄火場で切った張ったの瞬間闘争の相場に新人類が登場したという恰好だろうか。
それにしても昨年の「老後2000万円問題」は大きな影響を残してくれたことになる。
野村証券の7月のTOPIXの浮動株比率(FFW)見直しでの売買インパクトの上位予想。
7月の見直しでは10→12月期決算企業が対象。
7月7日に東証が見直し内容を公表し同月30日引け後にリバランスが発生。
3月5日、日本俳優連合が安倍晋三首相、菅義偉官房長官、加藤勝信厚生労働大臣宛出した要望書。
中身「新型コロナウィルス感染防止措置に伴う公演などの中止に伴う声明 及び働き手支援についての緊急要請」。
この日本俳優連合の理事長は西田敏行氏。
「私たちは今般の政府のご意向に添い、不特定多数の人々が集まるイベントなどの開催自粛を受けて、
俳優は、映画・演劇・イベントなどの主催者の指示に従い、中止(キャンセル)を受け入れております。
しかし出演者へのキャンセル料等の話し合いには到底至らないケースが多く、生活に困窮する事態が見えています。
私たちにとっては仕事と収入の双方が失われ、生きる危機に瀕する事態です。
俳優はそのほとんどがフリーランスの立場。
どうか雇用・非雇用の別のないご対応で、文化と芸能界を支える俳優へご配慮下さいますよう要望いたします」。
株式評論家も似たようなものだが・・・。
「生きる情熱! 映画への熱情! 失うことなく働ける現場を確保して下さい」とまでは行かないが・・・。
・ポジティブ・インパクト
売買インパクト(日)
2597 ユニカフェ 8.97
6459 大和冷 6.68
9260 Wismetac 4.28
6540 船 場 3.44
2811 カゴメ 2.18
・ネガティブ・インパクト
売買インパクト(日)
5942 日フイルコン -5.33
9824 泉州電 -4.57
4992 北興化 -3.86
6309 巴工業 -3.62
6915 千代インテ -3.26
(櫻井)
