日経ジャスダック平均株価は4日ぶりに反落した。終値は前日比62円67銭安い2784円83銭だった。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の収束が見えないなか、企業業績が下振れするとの懸念は根強く、3連休を控え、個人投資家を中心に持ち高を減らす売りが出た。ジャスダック、マザーズともに値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回り、売り圧力の強さが目立った。主力株のワークマンやハーモニックが安かった。
「足元の信用評価損益率などをみると、株価が大きく下落した銘柄を保有する個人投資家の多くは追い証の差し入れを迫られており、相場の重荷となっている」という。
ジャスダック市場に新規上場したゼネテックは、初値を7.5%下回る1498円で取引を終えた。午前に公募・売り出し価格(公開価格、1700円)を4.7%下回る1620円で初値を付けた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で380億円、売買高は7895万株だった。
値上がり銘柄数は182、値下がり銘柄数は466となった。
個別では、エムケイシステム、オリコンがストップ安。平山ホールディングスは一時ストップ安と急落した。アクシーズ、シード平和、太洋基礎工業、テノックス、クルーズなど68銘柄は昨年来安値を更新。テリロジー、ラ・アトレ、ディーエムソリューションズ、ワットマン、ビジョナリーホールディングスが売られた。
一方、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングが一時ストップ高と値を飛ばした。ガーラ、山陽百貨店、特殊電極、マツモト、セリアが買われた。
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