357円高、米株高で買い先行

【寄り付き概況】

週末27日午前の東京株式市場は、前日の欧州株高や、新型コロナウイルス禍を受けた米国の大規模経済対策の早期実現期待からNYダウ平均が1351ドル高と大幅続伸したことを好感した買いが優勢となり、日経平均株価は前日比357円37銭高の1万9021円97銭と、反発で始まった。
 
一部の投資家は運用リスクを取って買いに動いている。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発して始まった。
 
米上院は25日、新型コロナに対応する2兆ドル(約220兆円)規模の経済対策法案を可決し、早期に景気刺激策が実施されるとの期待が高まっている。足元では各国で新型コロナによる景気の冷え込みを抑えるため、異例の規模の景気刺激策に乗り出している。市場では「中銀による緩和策と、政府による財政支援の組み合わせが好感され、安堵感が芽生え始めている」との声も聞かれた。
 
個別では、前日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した流れを引き継ぎ、東エレクや信越化など半導体関連株の一角が高い。ファストリやソフトバンクGなど値がさ株の上げも目立つ。三菱UFJ、キヤノンが高く、ソニー、日産自、日本電産は堅調。テルモや中外薬なども買われている。
 
半面、ニチレイ、日水、エバラ食品がさえない。
 

テクニカル的には矢作建(1870)、日新製糖(2117)、ジャパンF(2599)、Jオイル(2613)、永谷園(2899)、バイタル(3151)、OCHI(3166)、コスモス(3349)、ツルハ(3391)、AGS(3648)、日精化(4362)、持田薬(4534)、アルファシ(4719)、東特線(5807)、長府製(5946)、アイコム(6820)、日光電(6849)、理計器(7734)、リフコーポ(8194)、はせがわ(8230)、西鉄(9031)、東陽倉(9306)、広ガス(9535)、JKHD(9896)、ベルク(9974)が動兆。
 
人気は興研(7963)、ダイトウボウ(3202)、川本産(3604)、リプロセル(4978)、アイスタディ(2345)、JMS(7702)、日エア(6291)、日特塗(4619)、Vキューブ(3681)、中京医(4558)、アゼアス(3161)、シキボウ(3109)、フクダ電(6960)、インソース(6200)、アクセル(6730)。

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