米株安や配当落ちで軟調展開か

 
 
30日の日経平均株価は反落しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、1万8500円-1万9100円。
27日のNYダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落し、前日比915ドル安の2万1636ドルで終えた。米国での新型コロナウイルスの感染者数が世界最大となり、人や物の移動の停滞長期化による景気不安から売りが膨らんだ。週明けの東京株式市場でも景気敏感株を中心に売りが先行しそうだ。
また、3月期末の配当権利落ち日で配当落ち分(約180円)も日経平均を下押しする要因となるだろう。
 
一方、安倍晋三首相は28日、過去最大規模の緊急経済対策を策定するよう指示、リーマン・ショック時の事業規模56兆8000億円を超え、名目GDP(国内総生産)の1割以上になるという。この点はある程度支えになりそうだ。大規模な経済対策の実施は株価には支えとなる。
 
シカゴ日経平均225先物は1万9000円割れからのスタートを示唆している。市場では1万8600円近辺が下値メドになるとの声があった。
 
金融、経済の中心である東京でロックダウンとなれば日本経済には打撃となるため、警戒感は上値を抑えそうだ。
 
日程面では、東証マザーズにNexTone<7094>、名証セントレックスにニッソウ<1444>が株式上場する

 
 
【好材料銘柄】
 
■岡山製紙 <3892>
今期経常を11%上方修正。
 
■シスメックス <6869>
新型コロナウイルス検査キットの薬事承認を取得。体外診断用医薬品として医療機関への早期導入を目指す。
 
■ギークス <7060>
東証が4月3日付で東証1部に市場変更する。
 
■カーチスホールディングス <7602>
仙台市に保有する土地の売却に伴い、20年3月期に売却益7400万円を特別利益に計上する。
 
■ニッピ <7932>
足立区千住に保有する土地の売却に伴い、21年3月期に売却益52.9億円を特別利益に計上する。
 
■片倉工業 <3001>
発行済み株式数(自社株を除く)の7.1%にあたる250万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から21年3月31日まで。
 
■ニイタカ <4465>
6-2月期(3Q累計)経常は56%増益・通期計画を超過。
 
■高橋カーテンウォール工業<1994>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.14%にあたる10万株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から9月30日まで。
 
■双日 <2768>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.1%にあたる2500万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から6月30日まで。
 
■ハニーズホールディングス <2792>
6-2月期(3Q累計)経常は29%増益で着地。

【主な経済指標・スケジュール】

30(月)
【国内】
《決算発表》
しまむら、オークワ、スターマイカHD、ストライク、銚子丸、大光、岡山製紙、ERI HD、マルマエ、フィードフォー、NaITO
 
【海外】
米2月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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