【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比607円77銭安の1万8781円66銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、49.98ポイント安の1409.51で始まった。
新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感で大幅安となった前場の流れを引き継ぎ、売りが優勢。銀行株の下げが目立っている。日経平均株価は、東証株価指数(TOPIX)はいずれも安値もみ合い。
外国為替市場では、1ドル=107円40銭近辺で推移。中国の上海総合指数は上昇している。
個別では、三井住友、三菱UFJが下押し、ソフトバンクG、ソフトバンク、KDDIも値を下げている。ファーストリテ、OLC、トヨタ、ソニー、東エレク、ファナックがさえない。武田も安い。
半面、富士フイルム、中外薬は堅調。テルモは強含み。任天堂は小幅高。東京ガスがじり高。神戸物産、7&iHDは買われている。
物色の流れは、マスクや治療薬、人工呼吸器、テレワークといった新型コロナウイルスに関連する銘柄等に集中しており、後場についても、この流れが続きそうである。TOPIXの下落率が3%を超えており、後場は日銀のETF買い入れへの思惑等が下支えとして意識されようが、短期筋の売り仕掛けというよりは、実需の売りが出ているため、下支えはあっても、ショートカバーが強まる流れにはなりづらいだろう
