【後場寄り付き概況】
30日の日経平均株価が大幅反落し、日経平均株価は、前営業日比362円50銭安の2万3016円90銭で始まった。一時2万3000円を下回った。
午後1時時点の日経平均は前日比442円05銭安の2万2937円35銭。取引時間中としては8日以来およそ3週間ぶりの安値を付けた。
東証株価指数(TOPIX)は、25.14ポイント安の1674.81で始まった。
新型肺炎の感染拡大による世界景気への影響を警戒し、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
連休明けの台湾株が大幅下落したことで「日本市場でも先物を中心に売りが加速した」との指摘があった。
前日に決算を発表したキヤノンが5%安、通期業績を下方修正したSCREENホールディングスは午後に制限値幅の下限で売り気配となっている。
明日は400社超の企業決算が控えているタイミングでもあり、後場にかけても高値圏にある銘柄に対する積極的な押し目買いは手控えられる可能性がありそうだ。
日銀の上場投資信託(ETF)買い入れに対する思惑は下支えとして意識されるものの、物色としては、決算前に出遅れ感のある銘柄や内需・ディフェンシブ銘柄に対する消去法的な商いに留まりそうである。
外国為替市場では、1ドル=108円90銭近辺の推移している。
ランチバスケットは20件、294.26億円、70億売り越し
個別では、東エレク、ソニー、村田製が売られ、SUMCO、キヤノン、キーエンスは値を下げている。任天堂は軟調で、トヨタは弱含んでいる。資生堂は緩み、ファーストリテはさえない。ソフトバンクGは下落している。
半面、サイバエジェは急騰し、ファナックは上昇している。オムロンは買われ、東レは堅調。コナミHD、東急不HD、住友不は値を上げている。
