[概況]
31日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は上値の重い推移となった。昨日、WHOにより新型コロナウィルス感染拡大の事案について緊急事態宣言が発せられたものの、中国への渡航や貿易を制限する勧告までは踏み込まず、為替市場では緊張感が緩和される場面が見られていた。
そのような地合いのなか、米ドル円は109.14円まで買い戻されたものの、上昇は続かずその後は欧州時間にかけて再度108円台へと水準を下げる格好となった。米ドル円は5日移動平均線(109.00円)が強いレジスタンスとして機能している。ウィルスの感染拡大についても、終息の目途は立っておらず、目先も軟調な展開が継続する可能性が高そうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
