マザーズ市場展望

マザーズ指数は25日移動線に抑えられ、頭の重い展開となっている。外部環境次第の展開ながら、東証1部市場も上昇の勢いが鈍っており、手掛けづらい地合いとなりつつある。
週間の騰落率は、日経平均が-2.6%であったのに対して、マザーズ指数は-5.3%、日経ジャスダック平均は-3.3%だった。
新興市場は主力級銘柄の動きが悪く、厳しい情勢が続きそうだ。
 
サンバイオやそーせいグループいったバイオ株を積極的に手掛ける地合いでもなく、来週も指数は下方バイアスの強いシナリオを想定してく必要がありそうだ。
 
一方、昨年末上場の直近IPO(新規上場)銘柄には、上場から1カ月が経過したことでアナリストリポートが相次いで作成。再度注目が集まりつつあるだろう。
決算発表も本格化するが、新興市場上場銘柄のピークはまだ先。
新型肺炎を巡る株価調整は一時的との見方も根強くあるが、世界的に感染拡大が続いていることから、株式市場が落ち着きを取り戻すにはなお時間を要するだろう。31日のマザーズ売買代金は600億円を下回り、押し目買い機運の乏しさを窺わせる。マザーズ指数はおよそ1年1カ月ぶりとなる800ポイント割れも視野に入る。

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