[概況]
4日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時109.555円まで上昇した。中国人民銀行は新型コロナウイルスの影響による景気悪化の対策としてリバースレポ金利を10ベーシスポイント引下げ大規模な資金供給をおこなうとともに人民元の中心レートを米ドルに対して7元以上の元高に設定するなどの策を講じている。これらが好感され、NY時間では米主要株価が上昇し、米ドル円は買いが優勢となった。
テクニカル的には米ドル円は1/17高値から1/31安値までの下落分に対する61.8%戻し109.53円付近まで水準を回復している。そのため、同水準を維持した場合には目先の目標値として、まずは心理的な節目の大台110.00付近が視野に入りそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
