買い優勢、中国景気刺激策期待

【寄り付き概況】

5日の日経平均株価は続伸し、前日比266円88銭高の2万3351円47銭で始まった。
中国で発生した新型肺炎の感染拡大が引き続き警戒されるなかも、前日のNYダウが400ドルを超える上昇をみせ、これを受け東京市場でも主力株中心にリスクを取る動きが優勢。中国人民銀行は金融市場に大量の資金供給を行うなど流動性を高める政策を打ち出しているほか、中国政府による財政出動による景気刺激策への期待感が米株市場を強気に傾けた。
 
足もと外国為替市場では1ドル=109円台半ばまで円安が進んでいることも輸出セクター中心にフォローの風となっている。東エレクやアドテストなどの半導体関連株が買われ、指数を押し上げている。
取引時間中は中国・上海株市場や香港市場の動きなども注目されやすい。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に海運、非鉄、電機機器、鉄鋼、サービスなど。
 
個別では、前日に2020年3月期通期業績予想を上方修正したソニー、ソフトバンクG、東エレク、アドバンテスも買い気配から始まっている。また、トヨタ、ホンダ、日産自や村田製、TDK、京セラ、日本電産が高く、任天堂、ファーストリテも上昇している。
 
半面、ソフトバンクグループやファナック、TDKが上昇。今期の最終赤字幅が縮小すると発表した武田が高い。前日ストップ安まで売られたWSCOPEが売り気配から始まり、NTTデータ、花王、H2Oリテイ、四国電が下落している。
 
テクニカル的には、ホクト(1379)、大和ハ(1925)、北電事(1930)、不二家(2211)、ライク(2462)、サントリー(2587)、ヒューリック(3003)、Hamee(3134)、綿半(3199)、帝繊維(3302)、エコナック(3521)、JMHD(3539)、アセンテック(3565)、コーエー(3635)、テクノス(3666)、モバファク(3912)、トリケミ(4369)、日理化(4406)、第一三共(4568)、大塚商(4768)、TOTO(5332)、日東工器(6151)、マルマエ(6264)、オムロン(6645)、エプソン(6724)、日光電(6849)、三菱食品(7451)、住商(8053)、菱電商(8084)、エネクス(8133)、モス(8153)、いなげや(8182)、岡三(8609)、スパークス(8739)、西鉄(9031)、ワイヤレスG(9419)、グロップス(9428)、沖電(9511)、アイネット(9600)、太田昭和(9658)、NSD(9759)、ステップ(9795)が動兆。
 
人気は、ウィンテスト(6721)、EG(6050)、レンゴー(3941)、山一電機(6941)、イナリサーチ(2176)、日通信(9424)、Jスト(4308)、大日光(6635)、手間いらず(2477)、テンポイノ(3484)、ジョイフル本田(3191)、大塚商会(4768)、ワールド(3612)、アイティメディア(2148)。
 
 

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