25日の日経平均株価は、大幅安の展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2200円-2万2800円。
24日のNYダウ工業株30種平均の下げ幅は1000ドルを超え、2営業日での下落幅は約1259ドルとなった。韓国や日本といったアジアだけでなくイタリア、イランなど世界各地での感染拡大が明らかになり、世界景気の下振れリスクへの警戒感が一段と強まった。
東京株式市場でも運用リスクを回避する目的の売りが優勢となり、2万3000円割れは必至の状況。前週末比で1200円程度安い200日移動平均の2万2193円近辺で下げ渋るかどうかが注目される。現地24日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所終値比1125円安の2万2165円だった。
朝方から、株価指数先物を中心に同清算値にサヤ寄せする動きとなろう。日本政府はきょう、新型肺炎に対する総合的な対策の基本方針を決定する見込みだが、経済への先行き不透明感から、リスク回避姿勢が強まり、模様眺めムードも広がりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(前週末21日終値は111円73-74銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の前半(同120円61-65銭)と円高に振れていることも重しとなりそう。
日程面では、12月の景気動向指数確報値、1月の企業向けサービス価格指数、1月の外食売上高など。また、マザーズ市場にAHCグループ<7083>が上場する。海外では2月の米消費者信頼感指数、12月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数など。
【好材料銘柄】
■ファンコミュニケーションズ <2461>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.3%にあたる250万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月2日から5月29日まで。
■ACCESS <4813>
東証が28日付で東証1部に市場変更する。
■セレスポ <9625>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■大和コンピューター <3816>
上期経常を34%上方修正・6期ぶり最高益、通期も増額。
■サーバーワークス <4434>
今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、デジタルプロダクト開発のモンスター・ラボと資本業務提携。
■システムズ・デザイン <3766>
光通信 <9435> が21日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、光通信と共同保有者の同社株式保有比率は5.03%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
■バンク・オブ・イノベーション <4393>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.5%にあたる6万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月25日から5月22日まで。
■小野薬品工業 <4528>
がん免疫薬「オプジーボ」について、食道がんと結腸・直腸がんに対する効能追加の承認を取得。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
25日(火)
1月企業サービス価格指数(8:50)
《決算発表》
プラネット
【海外】
米12月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米2月消費者信頼感指数(2/26 0:00)
《米決算発表》
ホームデポ、セールスフォース・ドットコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
