日経ジャスダック平均株価は大幅に続落した。終値は前日比102円59銭安い3491円89銭と、2019年10月25日以来およそ4カ月ぶりの安値だった。
新型コロナウイルス感染が拡大し東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に外国人投資家とみられる買いポジション解消の売りが集中した。日本株が軟調に推移する中、新興市場でも投資家の弱気な心理を映した売りが優勢だった。ワークマンやハーモニックなど主力株を中心に幅広い銘柄が売られた。
市場では「個人投資家の追い証発生件数が増加しており、センチメントが大きく悪化している。感染者数の増加率が減少するなどピークが過ぎるまでは、不安定な動きを余儀なくされよう」との声が聞かれ、目先、下値を探る動きに変化はなさそうだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で694億円、売買高は1億4418万株だった。
値上がり銘柄数は69、値下がり銘柄数は604となった。
個別では、フューチャーベンチャーキャピタルがストップ安。ルーデン・ホールディングス、アジアゲートホールディングス、高橋カーテンウォール工業、セーラー広告、地域新聞社など106銘柄は昨年来安値を更新。ザインエレクトロニクス、ありがとうサービス、きょくとう、北雄ラッキー、ニューテックが売られた。
一方、fonfun、第一商品、KYCOMホールディングスがストップ高。中京医薬品は一時ストップ高と値を飛ばした。岡藤ホールディングス、フジトミ、興研、医学生物学研究所、協立情報通信が買われた。
