マザーズ指数は続伸、時価総額上位銘柄中心に物色

東証マザーズ指数は続伸し、終値は12.70ポイント高の892.32だった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。これを受け、テクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場にも追い風となり、マザーズ指数はプラス圏でのスタートとなった。その後も12月のIPOラッシュ前に売り込まれたマザーズ時価総額上位銘柄中心に物色が入り、けん引役になった。大引けにかけても日経平均がこう着となるなか、短期資金は値動きの軽いマザーズ銘柄へと向かい、マザーズ指数は後場一段高になった。国内証券が投資判断を引き上げたサンバイオが買われた。
マザーズの売買代金上位は、JTOWER、マクアケ、247、フリー、スペースMなど新規上場銘柄が目立つ状況が続いている。
売買代金は1328億円と「高水準だが先週までの新規上場祭りのころに比べれば落ち着いてきた」という。値上がり銘柄数は172、値下がり銘柄数は126となった。
 
きょうマザーズ市場に上場した2社は買い気配のまま、売買が成立しなかった。WDBココは気配値を公開価格の2.3倍となる3520円に切り上げた。AIinsは気配値を公開価格の2.3倍となる8280円に切り上げた。
 
個別では、ネットイヤーグループがストップ高。エヌ・ピー・シー、ピアラは一時ストップ高と値を飛ばした。ITbookホールディングス、ジーエヌアイグループ、手間いらず、フォーライフ、ピーバンドットコムなど18銘柄は年初来高値を更新。JTOWER、コンヴァノ、ブリッジインターナショナル、サンバイオ、Sansanが買われた。
 
一方、フルッタフルッタ、ランディックス、ウォンテッドリー、メタップス、GMOメディアなど12銘柄が年初来安値を更新。SERIOホールディングス、エディア、ライトアップ、インパクトホールディングス、ウィルズが売られた。

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