25日の日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比47円安の2万3782円だった。
前日の米株安に加え中国上海株も小安く推移したため買い材料のまったく見当たらない1日で極端に動意を欠いてしまったため日中の値幅はわずか41円と本年最小を記録した。
ローソク足は8日連続で陰線を引くなど実需不足は相変わらず。東証1部の売買代金1兆円は本年最低で、まさに今年一番の閑散相場だった。
明日26日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
国内では重要経済指標の発表は予定されておらず、現地25日の米国市場はクリスマスの祝日で休場となり、手掛かり材料難が続く。
明日は年内最終受渡日で、年内に現金化したい投資家の利益確定売りが出るとみられ、相場の重しとして意識される。
ただ、逆日歩銘柄を売り建てた向きにとっては年末・年始6日間の逆日歩を回避するため、買い戻しに動く可能性もある。
市場では、「年内に限れば、このまま静かに終わるケースも考えられるが、ボラティリティ(価格変動率)が下がり、(何らかのきっかけで)動きがあってもおかしくない」との声も聞かれた。
■テクニカル・ポイント(25日現在)
25245.93 ボリンジャー:+3σ(13週)
24508.34 ボリンジャー:+2σ(13週)
24425.51 ボリンジャー:+3σ(25日)
24320.42 ボリンジャー:+2σ(26週)
24129.10 ボリンジャー:+2σ(25日)
23918.88 均衡表転換線(日足)
23841.75 6日移動平均線
23832.69 ボリンジャー:+1σ(25日)
23782.87 ★日経平均株価25日終値
23770.76 ボリンジャー:+1σ(13週)
23536.28 25日移動平均線
23408.92 均衡表基準線(日足)
23398.36 均衡表転換線(週足)
23251.38 ボリンジャー:+1σ(26週)
23239.87 ボリンジャー:-1σ(25日)
23141.55 新値三本足陰転値
23033.18 13週移動平均線
22975.65 均衡表雲上限(日足)
22943.47 ボリンジャー:-2σ(25日)
22738.49 75日移動平均線
22647.06 ボリンジャー:-3σ(25日)
22295.59 ボリンジャー:-1σ(13週)
ローソク足は8日連続で陰線を引き、終値は下降中の5日移動平均線を下回って上値の重さを確認。ボリンジャーバンドでは、ザラ場高値が+1σに届かず、13日の+3σ超過を直近ピークとする調整トレンド継続を示した。
一方で25日線が上向きをキープしたほか、日足の一目均衡表では転換線が上昇しており、方向感が定まらなかった。日中の値幅は41.98円と昨日(57.21円)からさらに縮小。
東証1部の騰落レシオは100.43%(昨日102.08%)と中立圏中央で引け、もみ合い相場の終盤入りを示しているようだ。
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