「正直に」
クリスマス休場明けのNY株式市場で主要3指数はいずれも終値での最高値を更新。
NASDAQは11日続伸で初めて9000ポイント台乗せ。
終値ベースの最高値を10日連続で更新。
1997年以来の最長を記録。
S&P500は年初来29%上昇。
このまま年を終えれば年間上昇率としては2013年以来の大きさとなる。
「米中の通商関係を巡る楽観的な見方が支援材料」との見方。
中国外務省の耿爽報道官は「米中通商合意の署名式を巡り米国と密接に連絡を取っている」とコメント。
トランプ大統領は「中国の習近平国家主席と第1段階の米中通商合意に署名する調印式を行う」とコメントしていた。
年末商戦でのネット販売の好調を示すリポートを好感されたアマゾンの上昇も寄与した。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万3000件減の22万2000件。
市場予想は22万4000件だった。
「底堅い労働市場が個人消費の押し上げ要因。
貿易摩擦や世界経済の鈍化が製造業の重しになる中でも米経済は緩やかに伸び続けている」という解釈だ。
10年国債利回りは1.894%。
2年国債利回りは1.635%。
ドル円は109.60円水準で約2週間ぶりの高値。
恐怖と欲望指数は91→94に上昇。
日経平均は寄り付き4円安、終値142高と反発。
日足も9日ぶりに陽線となった。
「12月期末の権利取りや配当再投資絡みでの機関投資家の買いの動き」。
真偽は定かではないがこういう解釈だ。
もっとも12月決算のJTが東1部の売買代金ランキング第2位。
売買代金も前日比2倍超に膨らんだ。
キヤノン、すかいらーく、SUMCOなども商い拡大だったのは傍証になろうか。
12月メジャーSQ値23895円を回復したことは吉兆。
東証1部の売買代金は1兆3572億円。
値上がり1657銘柄、値下がり412銘柄。
新高値58銘柄と減少し3日連続2ケタ。
新安値12銘柄。
騰落レシオは105.52。
NTレシオは13.82倍。
サイコロは6勝6敗で50%。
25日線(23571円)からは1.50%、200日(21849円)からは9.50%のプラスかい離。
右肩下がりになった5日線(23835円)は5日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.942% 。
買い方▲6.541%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.007%。
買い方▲11.004%。
売り比率は39.2%で11日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は9.5%。
日経HVは11.7、日経VIは13.67。
日経平均採用銘柄のPERは14.46倍。
EPSは1654円。
PBRは1.17倍。
BPSは20448円。
ドル建て日経平均は218.39(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は15円高の2342円(昨年末2077円)。
シカゴ225終値は大証日中比95円高の23925円。
高値23930円、安値23700円。
気学では「よく動く日。波動について駆け引きせよ」。
週足陽線基準は23821円。
月足陽線基準は23529円。
年足陽線基準は19561円。
勝手雲の上限は23619円。
鉱工業生産も失業率もサプライズなく通過。
受け渡しベースでは2020年相場入りとなる金曜日。
プラスで終われば12月の配当権利落ちを埋めたことになる。
年初来高値は終値ベースで24066円。
ザラ場ベースで24091円。
「年内最終、譲渡税課税の圧縮を狙った損出しも終了」との声。
極くささやかな掉尾の一振に期待だ。
昨日ちょっと小耳にした弱気の市場関係者のコメント。
「今年は間違えました。反省してます」。
そして「来年の日経平均なんてわかるはずがない」。
正直なコメントだ。
毎年年末になると行われる年末アンケート。
高値は何月で何円、安値は何月で何円」。
聞く方も見る方も「そんなに明確にわかる訳がない」と思っている。
それでも飽きずに毎年行われるこの手のアンケート。
ある意味演じ手も観客もその虚しさをわかりながら、それでも見たり聞いたりする。
そう考えると虚々実々の面白い世界だ。
メールでの記事。
「マーケット番組を見ていましたら、今年、年内20000円割れは確実だ!と言っていた○○さん。
来年は何と日経平均32000円もあり得ると!。(笑)
その後、他の市場関係者も前のめりで気合十分で話してらっしゃいました。
両者ともこの気持ちの振れ幅の大きさが一番ダメなのだと分からないのでしょうか(笑)。
勝ち組のお方って、気持ちがブレません。
勝っても負けても大騒ぎしません。
ダメな人って、今年の相場でよく分かりましたが、
その都度、その都度、上を下への大騒ぎです(笑)。
まるで気持ちが、日経レバと日経ダブルベアしかないかのような反応。
それじゃバクチと同じです(笑)」。
鋭い分析だった。
★曜日別勝敗
(12月26日まで)
↓
月曜26勝15敗。
火曜31勝18敗。
水曜21勝29敗。
木曜24勝25敗。
金曜33勝17敗。
NYダウは105ドル高の28621ドルと反発。
サイコロは9勝3敗。
NASDAQは69ポイント高の9022ポイントと11日続伸。
9000ポイント台に乗せてきた。
サイコロは11勝1敗。
S&P500は16ポイント高の3239ポイントと反発。
サイコロは9勝3敗。
3指数揃って史上最高値を更新した。
ダウ輸送株指数は35ポイント高の10950ポイント。
SOX指数は2.29%上昇。
VIX指数は12.66。
3市場の売買高は約45億株と低調。
(直近20日平均は約68億株)
225先物CME円建ては大証日中比95円高の23925円。
ドル建ては大証比日中比125円高の23955円。
大証夜間取引終値は日中比60円高の23890円。
ドル円は109.63円。
10年国債利回りは1.894%。
2年国債利回りは1.635%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
テックポイント(6697)・・・動兆
テックポイントに注目する。
同社は東証マザーズにJDR(日本版預託証券)として上場。
次世代半導体製品の開発を推進。
監視カメラや車載カメラ向け半導体で人々の安心・安全に貢献することを目指している。
「いいものはいい」と考えたい。
「子年は親子に期待」のアノマリーもある。
(兜町カタリスト櫻井)
