[概況]
今週の外国為替市場は、リスク回避の流れが強まりそうだ。理由は中東の地政学リスクの台頭である。詳しくは、報道されている通り、米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことによって、米・イラン間の緊張が急速に高まっていることである。同司令官はイランで英雄視されている存在であるため、イラン側の報復は必至というのが大勢のようだ。
今週の米ドル円の動きを予想すると、一目均衡表の雲の下限(108.00近辺)がポイントとなりそうか。先週は辛うじて同水準を踏みとどまったが、仮に明確に下抜けてしまった場合は、10/3安値106.475円までの下落も考えられそうだ
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