大幅続落、米イラン緊迫で売り優勢

【寄り付き概況】

6日の日経平均株価は大幅に続落して始まった。始値は前営業日に比べ336円86銭安の2万3319円76銭。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落して始まった。
 
前週末の米国株市場では米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を受け、両国の対立が激化するとの懸念から運用リスクを回避する目的の売りが広がっている。
中東の地政学リスクを背景にNYダウ、ナスダック総合指数ともに大きく売りに押される展開となり、これを引き継ぐ形で東京株式市場もリスク回避の流れに晒されている。
 
外国為替市場では1ドル=107円台後半まで円が買われており、これも輸出セクターなどにネガティブ材料となっている。原油や金市況が上昇、米国債が買われるなどマネーフローはリスクオフモード一色で、日経平均は下値を試す展開を強いられそうだ。
ただ、下値では日銀のETF買いや、新年相場スタートに伴う機関投資家による新規の運用資金流入などが予想され、売り一巡後の動きが注目される。

寄り付き時点で業種別では33業種中30業種が安く、値下がりで特に目立つのは非鉄、海運、金属製品など。
 
 
個別では、ファストリやソニー、ソフトバンクG、ファミマが下落し、東エレク、アドバンテス、信越化の半導体関連株や村田製、TDK、日本電産の電子部品株も売られている。また、三菱UFJ、みずほFG、三井住友のメガバンク株やトヨタ、ホンダ、日産自の自動車株、コマツ、日立建機、クボタの建機株、日本製鉄、JFEの鉄鋼株も軟調となっている。
 
半面、JXTG、コスモエネルギ、国際帝石の石油関連株が堅調で、石川製、豊和工の防衛関連株は買い気配を切り上げている。菱地所や三井不も買われた。
 
 
テクニカル的には、サンヨーH(1420)、ベステラ(1433)、ダイセキソリュ(1712)、ITM(2148)、サニーサイド(2180)、エムスリー(2413)、CVS(2687)、ハブ(3030)、Cominix3173)、コーセーRE(3246)、信和(3447)、協和レ(3553)、三菱総研(3636)、クロスマ(3675)、セック(3741)、SI(3826)、マクロミル(3978)、扶桑化(4368)、ダイオーズ(4653)、TDCソ(4687)、TOW(4767)、WNIウェ(4825)、デクセリア(4980)、エイチワン(5989)、ウィル(6089)、エンシュウ(6218)、イワキポ(6237)、酒井重(6358)、オリジン(6513)、オーケストラ(6533)、沢藤電(6901)、原田工(6904)、理計器(7734)、キング(8118)、ヤオコー(8279)、アイフル(8515)、グランディ(8999)、共栄タ(9130)、ショーエイ(9385)、NSW(9739)、イノテック(9880)が動兆。
 
 

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