まだ、安心できない。

[概況]

6日の欧米為替市場は、リスク回避ムードが後退し円売りが優勢だった。昨夜は円が売られるような特別な材料が出たわけではないので、それまでの円買いの動きの反動や、下落して始まったNYダウが徐々に買い戻されたことへの安心感がリスク回避後退姿勢へつながったと考えられる。米ドル円は、NY時間が始まる頃までは108.00円付近を推移していたが、それ以降は買いが優勢で高値108.390円まで上昇する展開だった。
 
さて、7日の東京市場は始値が108.375円で、しっかりとしたスタートだが油断は禁物だ。なぜなら、米国とイランの緊張は今後も継続すると思われるからで、状況の急変によって再び為替市場はリスク回避姿勢へ傾斜するかもしれない。米ドル円について言えば、一目均衡表の雲の下限(108.100円近辺)を維持できるかが当面の焦点となりそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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