7日の日経平均株価は反発後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価予想レンジ:は、2万3200円-2万3400円
前日のNYダウ工業株30種平均は反発し、終値は前週末比68ドル高の2万8703ドルだった朝安後下げ渋り、上げに転じて終えた。中東の地政学リスクを巡る不透明感はくすぶるが、米株安にいったん歯止めが掛かったため、前日に大幅安となっていた日本株にも押し目買いが優勢になるだろう。
日本時間7日早朝の外国為替市場で円相場は1ドル=108円40銭近辺と、前日17時時点に比べ30銭程度の円安・ドル高水準で推移している。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所終値比215円高の2万3315円だった。
日経平均は100円程度上昇し、2万3300円近辺で推移しそうだ。
米国とイランの関係悪化を受けた投資家のリスク回避姿勢の一服で、7日の東京株式市場は買いが先行する可能性が高いだろう。
「下値では買い遅れている個人投資家や国内金融機関などの押し目買いが入りやすい」との声は多い。国内勢が支える動きとなれば、海外勢による先物売りが出ても下値は限られるだろう。
日程面では、国内は財務省が10年物国債の入札を実施する。海外では米サプライマネジメント協会(ISM)が2019年12月の非製造業景況感指数を発表する。11月の米貿易収支も発表される。
【好材料銘柄】
■ダイセキ環境ソリューション <1712>
今期経常を17%上方修正。
■マーチャント・バンカーズ <3121>
今期経常を33%上方修正。
■ダイセキ <9793>
今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。
■ジーンテクノサイエンス <4584>
札幌医科大学と共同研究契約を締結。がん細胞内侵入能力を有する抗体を用いた抗がん剤を開発する。
■ウィルグループ <6089>
今期配当を5円増額修正。
■JALCOホールディングス <6625>
東証が7日付で貸借銘柄に選定。株式流動性の向上による売買活性化が期待される。
■ツクイ <2398>
12月介護サービス利用者は前年同月比2.9%増の6万5119人。
■グッドライフカンパニー <2970>
グローアップの一部事業を分割承継し、不動産・建築業界に特化した有料職業紹介事業を行うプロキャリアエージェントの全株式を取得し子会社する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
7(火)
12月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
サンエー、ネクステージ、ヨンドシーHD、暁飯島、ハニーズHLD、サムティ、京進、ダイコー通、薬王堂HD、ワキタ、和田興産、ベルク、U.S.M.H
【海外】
米11月貿易収支(22:30)
米12月ISM非製造指数(1/8 0:00)
米11月製造業受注(1/8 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
