7日の日経平均は反発。
きのうが451円安できょうが370円高。中東リスクは本当にリスクだったのかと思いたくなるほど、強い反発を見せた。2万3500円台を回復してローソク足では実体の長い陽線を形成した。
指数はすぐ上に控えた25日線(2万3614円、7日時点、以下同じ)と5日線(2万3639円)を早々に上回ることができるかが注目される。上抜いてくればチャートが一気に好転することから、戻りに勢いがつく展開が期待できるだろう。
明日8日の主要株価指数はもみ合い展開か。
米国とイランとの対立激化を懸念したリスク回避の流れにいったん歯止めが掛かり、6日の米国株式が反発し、7日の日本株の買い戻しにつながった。市場では、「米イラン問題は一過性にとどまるとみられる」、「中東情勢については、原油が急騰しない限り、あまり悲観的になる必要はないだろう」などの声が聞かれ、不安感は後退している。
ただ、両国を巡る警戒感が払しょくされた訳ではなく、今後の成り行き次第では再度揺さぶられる可能性があるだけに見極めが不可欠となる。
8日に米19年12月ADP雇用統計、週末10日には米12月雇用統計の発表を控えており、結果を確認したいとして様子見姿勢に傾くことも想定されるだろう。
週後半の国内では、ファーストリテイリングや安川電機などを中心に、9-11月が決算対象月となる企業の業績発表が多く出てくる。
■テクニカル・ポイント(7日現在)
25710.39 ボリンジャー:+3σ(26週)
24636.90 ボリンジャー:+3σ(13週)
24583.79 ボリンジャー:+2σ(26週)
24439.03 ボリンジャー:+3σ(25日)
24206.89 ボリンジャー:+2σ(13週)
24164.04 ボリンジャー:+2σ(25日)
23889.05 ボリンジャー:+1σ(25日)
23776.89 ボリンジャー:+1σ(13週)
23663.79 6日移動平均線
23614.06 25日移動平均線
23575.72 ★日経平均株価7日終値
23567.95 均衡表基準線(日足)
23557.86 均衡表転換線(日足)
23457.20 ボリンジャー:+1σ(26週)
23408.92 均衡表転換線(週足)
23346.88 13週移動平均線
23339.07 ボリンジャー:-1σ(25日)
23141.55 新値三本足陰転値
23100.18 均衡表雲上限(日足)
23064.08 ボリンジャー:-2σ(25日)
22916.87 ボリンジャー:-1σ(13週)
22893.24 75日移動平均線
22789.09 ボリンジャー:-3σ(25日)
22486.87 ボリンジャー:-2σ(13週)
22442.04 均衡表雲下限(日足)
22330.60 26週移動平均線
22100.94 均衡表基準線(週足)
22056.86 ボリンジャー:-3σ(13週)
21887.55 200日移動平均線
ローソク足は上下のヒゲがほとんどない陽の丸坊主に似た形状で引けた。終値は370.86円高と昨日までの3営業日合計の下落幅720.06円の半値戻しをクリア。
昨日下向きに転じた25日線が再び上向き、下値拡張トレンド入りを回避した格好となった。
ただ、ザラ場高値は25日線に届かず、パラボリックは売りサイン点灯2日目となり、上値での売り圧力継続も予想される。一目均衡表の転換線と基準線が横ばいとなり、目先のもみ合いを示唆している。
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