日経ジャスダック平均は4日続伸、値動きの軽い銘柄に短期資金

日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比12円70銭高い3925円57銭で高値引けとなり、2018年6月21日以来、およそ1年7カ月ぶりの水準に上昇した。
模様眺めムードが強く小幅なレンジ内の動きにとどまった。本日の東京株式市場では、前日に日経平均が2万4000円台を回復したことによる達成感から、目先の利益を確定する売りが優勢となり、個人投資家のセンチメントもやや萎縮した。

ただ、昨日、上昇が目立った値がさハイテク株などが売られる中、内需関連銘柄が多いジャスダック市場は比較的底堅く推移した。
東証1部の主力銘柄に比べ、成長期待が高くて値動きの軽い新興株に短期志向の投資家の資金が流入した。

ジャスダック市場は「好決算銘柄や最近動意付いている銘柄に買いが入り、比較的しっかりしていた」といい、日経ジャスダック平均は連日で昨年来高値を付けた。ただ、好材料株が出て値上がりした銘柄も、いったん買いの勢いが鈍ると利食いが強まるなど、資金の出入りは激しく、値もちはあまり良くなかった。

ジャスダック市場の売買代金は概算で682億円、売買高は9678万株だった。
値上がり銘柄数は362、値下がり銘柄数は266となった。
 
個別では、大日光・エンジニアリング、京写、シー・エス・ランバー、ヤマト・インダストリーがストップ高。ファンドクリエーショングループ、タカギセイコー、朝日ラバー、東京貴宝、日本フォームサービスなど6銘柄は一時ストップ高と値を飛ばした。日本電技、シード平和、ドーン、佐藤食品工業、WDIなど54銘柄は昨年来高値を更新。ウルトラファブリックス・ホールディングス、菊池製作所、フューチャーベンチャーキャピタル、山大、両毛システムズが買われた。
 
一方、エスエルディー、メディアリンクス、トミタ電機、倉元製作所、光・彩が売られた。

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