日経ジャスダック平均株価は続落し、前引けは前週末比38円09銭安い3886円94銭だった。
前週末の米国市場は、中国発の新型肺炎による中国経済の悪化懸念から売られ、主要株価指数は下落し、円相場も1ドル=108円台後半まで円高が進んでいる中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で、業績や景気に悪影響が出るとの警戒感から日経平均株価が大幅安となり、新興株にも売りが波及した。
半面、新型肺炎関連と位置づけられる銘柄には個人など短期視点で売買する投資家の買いが集まった。ワークマンやマクドナルド、ハーモニックが下落した。一方、防塵マスクの興研や防毒マスクを手掛ける重松製は急伸した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で478億円、売買高は5714万株。
値上がり銘柄数は114、値下がり銘柄数は518となった。
個別では、極楽湯ホールディングス、スーパーバリュー、フジタコーポレーション、フィスコ、メディシノバ・インクなど8銘柄が昨年来安値を更新。ソレキア、メイコー、ぱど、東京貴宝、アイエックス・ナレッジが売られた。
一方、大木ヘルスケアホールディングス、興研、重松製作所がストップ高。大日光・エンジニアリング、太洋物産は一時ストップ高と値を飛ばした。佐藤食品工業、クリエアナブキ、カイノス、イマジニア、日本興業など13銘柄は昨年来高値を更新。札幌臨床検査センター、免疫生物研究所、エイアンドティー、リプロセル、ハビックスが買われた。
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