【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比426円99銭安の2万3400円19銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、24.55ポイント安の1705.89で始まった。前場に続き、中国発の新型肺炎が世界経済に与える影響を警戒した売りが優勢で、買いは手控えられている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも安値圏でもみ合っている。
外国為替市場では、1ドル=109円近辺の推移。
ランチバスケットは130億円、差し引き売り買い均衡との観測。
個別では、ファーストリテが後場に入り一段安。OLCが下押し、ソフトバンクGも軟調。ネットワンが大幅安。資生堂、任天堂も安い。東エレク、アドバンテスがさえず、ソニーは弱含みとなっている。
半面、菱地所はじり高。三井不、住友不もしっかり。神戸物産も買いが優勢。シキボウが大幅高。スズキは強含み。HOYAが小幅高となっている。
テクニカル面では75日線に接近してきており、これが支持線として意識される格好から、さらに売り込む流れにはなっていないようである。
ただ、新型肺炎を巡る報道等が押し目買い意欲を後退させているほか、イラクの首都バグダッドにある米大使館がロケット弾攻撃を受けたと、一部通信社が報じており、地政学リスクも警戒されているところであろう。
後場も大きなリバウンドは期待しづらく、引き続き新型肺炎に関連する材料株には短期筋の値幅取り狙いの資金が向かうだろう。
インデックスに絡んだ売買に振らされ難い中小型株優位の相場展開になろう。
