「ヒジュラの6月とはいえ・・・」

「ヒジュラの6月とはいえ・・・」
 
 
週明けのNY株式市場で主要3指数は大幅下落。
NYダウは453ドル安の28535ドルと5日続落。
下落幅は昨年10月2日以来の大きさ。
一時549ドル下落した場面もあった。
アップルの下落寄与度が約63ドル。
NASDAQは175ポイント安、S&P500は51ポイント安と大幅続落。
中国の新型肺炎の感染拡大を嫌気。
世界的株安トレンドが波及した。
中国を中心に旅行者が減るとの見方から、旅行・レジャーセクターが下落。
中国売上高の大きいダウやキャタピラー、インテルやエヌビディアなどが安い。
米長期金利低下で利ざやが縮小するとの見方から金融セクターが軟調。
世界景気の先行き不透明感から素材やエネルギーセクターも売り物優勢の展開。
ドイツDAXが急反落するなど欧州株も下落。
安全資産としての米国債は買われた。
10年債利回りは一時1.60%まで低下し昨年10月10日以来の低水準を更新。
FOMCについては政策金利を据え置くとの見方が支配的。
円、スイスフランなど安全資産とされる通貨が上昇。
ドル円は108円台後半。
VIX(恐怖)指数は19.02まで上昇し昨年10月2日以来の高水準。
恐怖と欲望指数は62→48に低下。
 
 
週明けの日経平均は寄り付き400円安、終500円超の下落場面があって終値483円安。
大発会の451円安を上回り今年最大の下落幅。
日足は陰線。
24日安値23755円と月曜高値23463円は大発会以来のマド明けとなった。
東証1部の売買代金は2兆1772億円と6日ぶりの2兆円超。
値上がり166銘柄(前日524銘柄)、値下がり1961銘柄(前日1536銘柄)。
新高値26銘柄(前日71銘柄)。
新安値78銘柄(前日34銘柄)。
騰落レシオは83.28(前日89.09)と90%割れ。
NTレシオは13.71倍(10月28日が13.87倍)。
サイコロは8勝4敗で66.7%。
右肩下がりの25日線(23798円)からは1.91%のプラスかい離。
200日(22046円)からは5.88%のプラスかい離。
75日線(23218円)はサポートとなった。
5日線(23772円)は右肩下がり。
25日線とデッドクロスとなった。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.448% 。
買い方▲8.727%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.620%。
買い方▲15.566%。
空売り比率は46.1%で5日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は8.2%。
日経HVは16.9、日経VIは19.72。
日経平均採用銘柄のPERは14.27倍。
EPSは1635円。
PBRは1.15倍。
BPSは20298円。
225先物採用銘柄の益回りは7.01%。
ドル建て日経平均は214.08(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は43円安の2280円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1844円(前日1873円)。
シカゴ225終値は大証日中比280円安の23030円。
高値23435円、安値23030円。
気学では「往来相場、逆迎え」。
水曜は「前日高かりし時は反落する日」。
木曜は「弱体日、吹き値売り方針」。
金曜は「案外高き日なり、逆に安き時は翌日高し」。
勝手雲の上限は今日また白くねじれる。
1月17日ザラ場高値24115円は遠くなってきた。
上海は旧正月で木曜まで休場。
「中国株式市場のヘッジとして東京が使われるとも度々あった」と市場関係者。
月足陽線基準23204円は死守したい月末週。
そして75日線(23218円)がサポートだろう。
ボリンジャーのマイナス2σが23328円。
マイナス1σが23563円。
逆にマイナス3σが23092円。
一目均衡の雲の上限(23467円)を割り込んだのは1月8日以来。
終値ベースで割り込んだのは9月10日以来だ。
勝手雲の下限(23521円)も割り込んだ。
上限は23708円。
昨日からはイスラム・ヒジュラ暦の6月入り。
イスラム暦の6月は「パフォーマンス悪い月」として知られる。
「節分天井」という今はほとんど機能していない古の格言との綱引きだろうか。
「できるだけ引き付けてスイング」という声も・・・。
 
週明けのNYダウは453ドル安の28535ドルと5日続落。
NASDAQは175ポイント安の9139ポイントと続落。
S&P500は51ポイント安の3243ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は83ポイント安の11059ポイントと反落。
SOX指数は3.91%下落。
VIX指数は18.21。
225先物CME円建ては大証日中比280円安の23030円。
ドル建ては大証比日中比260円安の23060円。
ドル円は108.88円。
10年国債利回りは1.603%。
2年国債利回りは1.441%。
 
MSCIは2月12日(日本時間2月13日早朝)、四半期ごとに行う「標準指数」の銘柄入れ替えを発表する。
リバランスは2月28日の大引けで発生する予定。
以下はみずほ証券のクオン予想。
「2月のMSCI定期見直しによる日本銘柄からの新規採用・除外はない。
見直しに伴う株数変更は東芝(6502)や信越化学(4063)などに売り需要が発生」との試算だ。
 
★みずほ証券予想、MSCI2月定期見直しで株数変更が予想される銘柄
 

    パッシブ需要(百万円) 売買日数(日)
6502 東 芝 -13973 -1.83
4063 信越化 -6929 -0.66
8316 三井住友 -5967 -0.43
8309 三住トラス -3206 -1
5020 JXTG -2814 -0.43
6645 オムロン -2682 -0.57
7741 HOYA -2016 -0.23
4530 久光薬 -1963 -1.82
8801 三井不 -1808 -0.3
4528 小野薬 -1640 -0.56
8795 T&DHD -1447 -0.5
6326 クボタ -1080 -0.29
3407 旭化成 -550 -0.21
8570 イオンFS -490 -0.54

◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ラクーン(3031)・・・動兆
 
ラクーンに注目する。
同社は衣料・雑貨の企業間電子商取引「スーパーデリバリー」運営。
掛け売り決済代行、売掛債権保証も拡大。
ECでのマスクの売上急増の報道。

(兜町カタリスト櫻井)
 

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