東証マザーズ指数は反落した。終値は前日比2.66ポイント安い912.66だった。
前日の米国市場では、トランプ米大統領による発言から米中協議の長期化懸念が高まったことなどにより主要指数は揃って大きく下落。為替も1ドル=108円60銭台と円高方向に傾いていたことから、東証1部市場の電子部品セクターなど大型株は軟調となり、個人投資家の物色意欲はマザーズをはじめとした新興市場に向かう形となった。ただ、積極的に上値を追う展開とはならず、材料のある個別株物色に留まり、全体としては前日比マイナス圏での軟調推移となった。
マザーズは「サンバイオなど時価総額の大きい銘柄に売りが集まったことが指数を下押した」との指摘も出ていた。
値上がり銘柄数は115、値下がり銘柄数は177となった。
個別ではイグニス、メドレックスが年初来安値を更新。ブティックス、和心、キャンバス、クックビズ、Amaziaが売られた。
一方、タイセイがストップ高。ベガコーポレーション、エディア、ビープラッツ、中村超硬は一時ストップ高と値を飛ばした。バルニバービ、ピーバンドットコム、アイリッジ、ジーンテクノサイエンス、アクトコールなど7銘柄は年初来高値を更新。ミンカブ・ジ・インフォノイド、リネットジャパングループ、サーバーワークス、あんしん保証、エコモットが買われた。
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