明日5日の日経平均株価は、底堅い展開か。
米国株が落ち着きを取り戻せば、強い反発も期待できる。
トランプ米大統領は3日、中国との貿易交渉合意について期限を設けない考えを明らかにし、早期合意が遠のいたとの見方から、米主要3株価指数が3日続落。
日経平均は200円を超える下落となったが、きのう同様に弱いながらも底堅かった。
日経平均株価は終値でこれまで下値支持線として意識された25日移動平均線を割り込み、調整継続を警戒する向きもあるが、心理的なフシ目となる2万3000円割れは回避した。
一方、全体相場を表すTOPIX(東証株価指数)は同線を保ち、上昇トレンドに崩れはない。
また、ジャスダック平均はきょうで9日続伸、明日は連騰記録を10に伸ばすことができるかが注目される。
日本株は連日の米国からの逆風を新興市場の踏ん張りでなんとか凌いだようにも見えるだけに、米国株が落ち着きを取り戻せば、強い反発も期待できる。
■テクニカル・ポイント(4日現在)
24528.29 ボリンジャー:+3σ(13週)
23878.75 ボリンジャー:+2σ(13週)
23807.67 ボリンジャー:+3σ(25日)
23658.64 ボリンジャー:+2σ(26週)
23623.47 ボリンジャー:+2σ(25日)
23439.26 ボリンジャー:+1σ(25日)
23364.23 6日移動平均線
23319.20 均衡表転換線(日足)
23255.06 25日移動平均線
23229.21 ボリンジャー:+1σ(13週)
23156.83 均衡表基準線(日足)
23135.23 ★日経平均株価4日終値
23070.85 ボリンジャー:-1σ(25日)
23038.58 新値三本足陰転値
22886.65 ボリンジャー:-2σ(25日)
22762.98 ボリンジャー:+1σ(26週)
22702.45 ボリンジャー:-3σ(25日)
22579.68 13週移動平均線
22458.47 均衡表転換線(週足)
22429.45 均衡表雲上限(日足)
22110.15 75日移動平均線
21930.14 ボリンジャー:-1σ(13週)
21867.32 26週移動平均線
ローソク足は下ヒゲを出したが陰線を引いたほか、5日線が下降を続けており、短期的な調整色が一段と強まった格好。一目均衡表は転換線割れで終了。遅行線は株価との上方乖離幅を縮小し、強気シグナルが急速に薄れた。
ボリンジャーバンドでは一時8月26日以来の-1σ割れ。終値は中心線を下回り、11月26日の+2σ接近を直近ピークとする下降トレンドの継続を示唆した。
RSIは44.97%(昨日46.15%)に小幅低下した。中立圏下限に向けた下降圧力は根強く、RSI低下が株価を圧迫する地合いが長引きそうだ。
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