日経ジャスダック平均は11日続伸、好材料銘柄買われる

日経ジャスダック平均株価は11日続伸した。終値は前日比10円49銭高い3711円31銭と連日で年初来高値を更新し、2018年10月23日以来およそ1年1カ月ぶりの高値となった。
東証1部市場の大型株がこう着感強いなか、引き続き中小型株に物色意欲が向かい11連騰となった。東証1部市場の輸出大型株などは積極的に買い進まれにくく、ジャスダック市場などにおける中小型株に個人投資家の関心が集まった。
株高で投資余力の増した個人投資家による買いに加えて、「海外勢などが将来的な成長を期待して新興株の持ち高を増やす動きがあった」。既存店の月次動向といった株価材料を発表した銘柄への物色もみられた。
 
午前に4%超下落していたワークマンは後場に上げに転じ、この日の高値で終えた。ハーモニックが高いほか、2020年2月期に入り初めて既存店売上高が増加したコックスは大幅高となった。
ただ、週末要因や今晩の米国市場で発表を控える11月の米雇用統計などを見極めたいとする背景もあり、積極的に買い上がる流れとはならず、小幅な上昇に留まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で558億円、売買高は6231万株だった。
値上がり銘柄数は357、値下がり銘柄数は251となった。
 
個別では、大谷工業、ラ・アトレ、グローム・ホールディングス、コックスがストップ高。イワブチは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、安江工務店、オリエンタルコンサルタンツホールディングス、グリムス、昭和パックスなど29銘柄は年初来高値を更新。日本エマージェンシーアシスタンス、日本一ソフトウェア、リバーエレテック、医学生物学研究所、トライアイズが買われた。
 
一方、清和中央ホールディングスが年初来安値を更新。タツミ、倉元製作所、応用技術、エスエルディー、ミナトホールディングスが売られた。

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