17日の日経平均が反発。終値は前日比113円高の2万4066円で2営業日ぶりに年初来高値を更新した。
株価水準は昨年10月以来1年2カ月ぶりの高さ。中国に続き米国でも明るい経済指標が発表され投資家心理が一段と改善。幅広い銘柄が買われトピックスも年初来高値を更新している。取引時間中は中国の株高も支援要因となったようだ。
国内では大型経済対策が打たれており内需株中心に買い安心感は十分にある。米中経済の回復がより本物となってくれば外需株にも勢いが戻ってきて、日経平均が昨年の高値(2万4448円)をとらえるのも時間の問題となってくるだろう。
あす18日の日経平均株価は上値限定か。
米11月鉱工業生産などの経済指標の発表を受け、米国株式の最高値更新が続くかが注目されるが、海外投資家は徐々にクリスマス休暇入りの流れにあり、市場エネルギーの縮小を見据え、「相場の動きが一段と鈍くなる可能性がある」との声が聞かれる。
市場ムードは良好ながら、利益確定売りが出やすい面もあり、支援材料がないと目先一服のケースも想定される。
■テクニカル・ポイント(17日現在)
25271.82 ボリンジャー:+3σ(13週)
25245.00 ボリンジャー:+3σ(26週)
24483.18 ボリンジャー:+2σ(13週)
24195.17 ボリンジャー:+2σ(26週)
24166.08 ボリンジャー:+3σ(25日)
24066.12 ★日経平均株価17日終値
23910.44 ボリンジャー:+2σ(25日)
23711.41 6日移動平均線
23694.55 ボリンジャー:+1σ(13週)
23675.47 均衡表転換線(日足)
23654.81 ボリンジャー:+1σ(25日)
23408.92 均衡表基準線(日足)
23399.17 25日移動平均線
23274.51 均衡表転換線(週足)
23145.34 ボリンジャー:+1σ(26週)
23143.54 ボリンジャー:-1σ(25日)
23141.55 新値三本足陰転値
22905.91 13週移動平均線
22887.90 ボリンジャー:-2σ(25日)
22790.95 均衡表雲上限(日足)
22632.27 ボリンジャー:-3σ(25日)
22478.34 75日移動平均線
ローソク足は下ヒゲを出して引け、押し目買い需要を確認する格好となった。5日線や25日線は上向きをキープしたほか、一目均衡表で横ばいの転換線と基準線がともに上向きとなり、短期的な上昇圧力の継続を窺わせた。
RSIは上昇したが67.56%(昨日66.68%)と過熱圏入りまでは余裕がある一方で、ボリンジャーバンドでは+3σ直下で終了しており、上値拡張局面の継続が期待できよう。
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