豪ドル円は11月豪雇用統計の結果を受け上昇

[概況]

 
19日、東京外国為替市場の米ドル円は仲値にかけて一時109.700円まで上昇したが、その後は109円台半ば付近で推移している。米下院において、トランプ米大統領の弾劾訴追決議案を賛成多数で可決された。
ただ、来月予定となる上院採決では共和党が多数を占めており、上院での可決は困難との見方などから、米ドル円では目立った反応は見られなかった。
 
一方で、クロス円では豪ドル円が一時75.440円まで上昇した。11月豪就業者数(予想:1.4万人 結果:3.99万人)や11月豪失業率(予想:5.3% 結果:5.2%)など本日発表された11月豪雇用統計の結果が市場の事前予想値を上回ったことなどから、豪ドル買いが優勢となったようだ。現在、欧州時間に入り米ドル円は109.550円付近、豪ドル円は75.335円付近で推移している。
この後は12月英中銀政策金利(予想:0.75% 前回:0.75%)や11月米中古住宅販売戸数(予想:545万件 前回:546万件)などの発表が予定されている。
 
テクニカル的には米ドル円は下方に5日移動平均線(109.516円)などが控えておりサポートとなる注目したい。一方、豪ドル円では下方に控える一目均衡表の転換線(74.905円)付近がサポートとなりそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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