マザーズ指数は続伸、直近IPO銘柄に集中

東証マザーズ指数は前日比5.45ポイント高の872.35ポイントと続伸した。
前日の米国株式市場にてハイテク株中心に買いが広がった流れを受け、テクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場にも追い風となり、マザーズ指数は堅調なスタートになった。
マザーズ時価総額上位銘柄の一角に対する資金還流の動きが本日も継続した。新規材料難のなか、個人投資家の注目は引き続き直近IPO銘柄に集まり、個別株物色を主体にマザーズ指数は上昇した。
ただ、物色対象に広がりがみられるというよりは、直近IPO銘柄での短期的な売買に集中していた。
売買代金は概算で1711.04億円。騰落数は、値上がり164銘柄、値下がり137銘柄、変わらず11銘柄となった。
 
20日にマザーズ市場に上場した2銘柄はともに午後に初値をつけた。スペースマの終値は1600円で初値(1306円)を294円(22.5%)上回った。一方、INCの終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)の3835円となり、初値(4535円)を700円(15.4%)下回った。
 
個別では、JTOWERがストップ高。アズームは一時ストップ高と値を飛ばした。SREホールディングス、ピーバンドットコム、マネーフォワード、Jストリーム、フリーなど10銘柄は年初来高値を更新。SERIOホールディングス、フィル・カンパニー、SBIインシュアランスグループ、セルソース、SOUが買われた。
 
一方、INCLUSIVEがストップ安。フルッタフルッタ、リビン・テクノロジーズ、オンコセラピー・サイエンス、メドレックス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンなど7銘柄は年初来安値を更新。ランディックス、ALiNKインターネット、マクアケ、ランサーズ、エディアが売られた。

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