【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比9円64銭安の2万3811円47銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、1.53ポイント安の1727.89で始まった。
様子見気分が強く、積極的な買いが手控えられている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小幅安。前場終値と比較して横ばい。
外国為替市場では、1ドル=109円40銭近辺の推移。アジア主要株式市場の中国上海株はしっかりだが、あとは総じて軟調。
個別では、東エレクがさえない。トヨタが弱含み。武田、第一三共も売りが優勢。タカラトミーが値を下げている。ソフトバンク、NTT、KDDIは軟調。三菱UFJ、三井住友は小安い。
半面、ソフトバンクG、ZHDは強含み。レーザーテック、アドバンテス、村田製、太陽誘電もしっかり。プレサンスが上伸。LINEが高い。
日経平均は上値が重い。ただ、下値を叩くような売りも出ず、2万4000円手前でこう着感を強めている。先週来当欄で指摘しているとおり、年末を前に追加材料待ちのもち合いといったところだろう。状況に大きな変化は見受けられない。
先週賑わったIPO(新規株式公開)では、25日に2社、26日に1社の新規上場が予定されている。これらのIPO銘柄にも引き続き積極的な買いが向かうだろうが、先週の上場銘柄に初値高騰の反動が見られるうえ、11月上場銘柄で業績下方修正が相次いだため、やや慎重ムードが広がる可能性もあるだろう。
