日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前営業日比17円19銭高い3455円30銭だった。東証1部の主力銘柄の上昇が個人投資家の心理改善をもたらし、指数は後場にやや上げ幅を広げた。米半導体大手の業績見通しが市場予想を下回り、市況回復への不透明感から、フェローテクなど半導体関連銘柄は売られやすかった。
子会社が外国人材受け入れの登録支援機関に認定されたジェイテックが制限値幅の上限(ストップ高水準)で取引を終えたほか、ワークマンやUTが上昇した。
市場関係者は「新興株は大型株に比べて出遅れ感があるため、投資資金が流入している」と話していた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で494億円、売買高は8017万株だった。値上がり銘柄数は384、値下がり銘柄数は222となった。
個別では、ジェイテック、小田原機器、栄電子がストップ高。クラスターテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。ドーン、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、アスコット、内外テック、エスイーなど17銘柄は年初来高値を更新。日本ユピカ、nms ホールディングス、精工技研、野村マイクロ・サイエンス、日本ラッドが買われた。
一方、成学社、プラネット、ゲンダイエージェンシー、ほぼ日、SIホールディングスなど7銘柄が年初来安値を更新。プロパスト、OSGコーポレーション、HAPiNS、システム・ロケーション、遠州トラックが売られた。
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