英ポンド円は139円台で推移

[概況]

23日、東京外国為替市場の米ドル円は一時108.235円まで下落し、上値が重い展開となった。一方で、クロス円では英ポンド円が一時139.08円まで下落し軟調。欧米取引時間帯において、英国下院で欧州連合(EU)離脱をめぐる離脱協定法案の第2読会の採決が行われた。
結果は賛成329、反対299で可決となったものの、早期に審議を行うための議事進行動議では賛成308票、反対322票の反対多数で否決となった。

そのため、ジョンソン英首相が目標としてきた10月末までの離脱は事実上困難な見通しとなり、Brexit問題にかかわる先行きの不透明感などから英ポンドは売りが先行したようだ。

現在、欧州時間に入り米ドル円は108.400円付近、英ポンド円は139.30円付近で推移している。テクニカル的には米ドル円は上値付近に控える5日移動平均線(108.513円)が引き続きレジスタンスとなりそうか。

一方で、英ポンド円は実線が5日移動平均線(140.02円)を下抜ける展開となっており、サポートからレジスタンスへ転じる可能性が考えられる。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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