米ドル円堅調推移で108円台後半へ。

[概況]

24日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は堅調な推移となった。本日は英国の離脱期限延長申請に関して、英国を除くEU27ヶ国による大使級協議が行われているが、そのなかで期限延期の受理については概ね支持されているとの観測が上がり、市場の緊張がほぐれたようだ。
 
為替市場では広範に円売りが進み、米ドル円は108円台前半から後半へと水準を上げている(高値:108.715円)。冒頭に挙げた協議は本日も継続される予定で、25日には延長期間が明らかになると見られている。
 
ただ、離脱期限の延長が決まったとしても、英国のEU離脱協定自体が進展するわけではなく、一層の上値追いには繋がりにくいだろう。米ドル円は17日高値である108.955円付近が上値抵抗帯として意識されそうで、目先は戻り売り優勢の展開に転じることも考えられるだろう。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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