【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比136円46銭高の2万2761円84銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.47ポイント高の1645.61で始まった。
米国株高や円相場の落ち着きで買いが優勢だった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はいずれも堅調。電機、機械などの輸出関連株に買いが続いている。
外国為替市場では、1ドル=108円60銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
個別では、東エレク、ファナック、富士通がしっかり。SUMCO、コマツが値を上げている。トヨタは強含み。エーザイがストップ高買い気配。三井住友、三菱UFJが堅調。レオパレス21が高値もみ合いとなっている。
半面、ソフトバンクGが売られ、ファーストリテは小幅安。キーエンスが軟調で、任天堂、ソニー、日本電産は弱含み。東レが値を下げている。
最も市場反応が注目されていた日本電産による通期営業利益予想の下方修正に関しては、先行投資分の追加費用300億円を織り込んだことが背景にあり、実質ベースでは上方修正の形になったことから、ネガティブな反応は限定的に留まっている。
本格化する日本企業の上半期決算を前に、今後のアク抜け感や業績底入れ期待の高まりつつあるハイテク関連株への買い戻しには引き続き注目が集まるであろう。
