25日の日経平均株価は続伸しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円-2万2900円。
24日のNYダウ工業株30種平均は前日比28ドル安の2万6805ドルだったが、ナスダック総合株価指数は66ポイント上昇した。決算を発表した個別銘柄の売買が中心で引き続き、中小型株を中心とした個別物色も継続するとみられる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比35円高の2万2815円だった。
企業業績の底入れ期待が引き続き支えとなり、2万3000円をうかがう展開が見込まれるだろう。
ただ、20年3月期第2四半期(19年4-9月)決算の本格化を控え、積極的に買い進めづらいことや、週末に加え、直近の急ピッチな上昇で高値警戒感はくすぶり、上値では利益確定目的の売りも出そうだ。
日程では、25日はBASE(4477)が東証マザーズ市場に新規上場する。信越化が4~9月期の決算を発表する。海外では10月の独Ifo企業景況感指数や、10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、確報値)などの公表を控えている。
【好材料銘柄】
■ダイワボウホールディングス <3107>
上期経常を66%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■マイネット <3928>
ネクソン <3659> 子会社gloopsのブラウザゲーム事業を買収。「大戦乱!!三国志バトル」など複数のブラウザゲームタイトルを取得する。
■サイバネットシステム <4312>
今期経常を一転24%増益に上方修正、配当も4.68円増額。
■東京製鐵 <5423>
今期経常を8%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.06%にあたる685万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月25日から20年3月31日まで。
■東洋シヤッター <5936>
上期経常を73%上方修正、通期も増額、配当も3円増額。
■MCJ <6670>
上期経常を一転50%増益に上方修正・最高益更新へ。
■エイアンドティー <6722>
1-9月期(3Q累計)経常が9.9倍増益で着地・7-9月期は黒字浮上。
■東京産業 <8070>
上期経常を43%上方修正、配当を24円に修正。
■両毛システムズ <9691>
上期経常が5.7倍増益で着地・7-9月期も3.7倍増益。
■ミロク情報サービス <9928>
上期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■グローセル <9995>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■明星工業 <1976>
上期経常を14%上方修正。
■ディー・ディー・エス <3782>
三菱電機インフォメーションシステムズと包括的販売契約を締結。
■ドリコム <3793>
上期経常を48%上方修正。
■中外製薬 <4519>
1-9月期(3Q累計)最終が67%増益で着地・7-9月期も2.2倍増益。
■リプロセル <4978>
米メリーランド州で連結子会社REPROCELL社への補助金交付が決定。補助上限額は約3159万円。
■ダイハツディーゼル <6023>
上期経常を一転13%増益に上方修正。
■ネットワンシステムズ <7518>
上期経常が45%増益で着地・7-9月期も45%増益。
■CYBERDYNE <7779>
日本医療研究開発機構(AMED)と委託研究開発契約を締結。脳性麻痺等患者向けの小型HALの治験を推進する。
■信越ポリマー <7970>
7-9月期(2Q)経常は3%増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.55%にあたる45万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施。ストック・オプション権利行使時に交付する株式として使用する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
25(金)
《決算発表》
信越化、エムスリー、NRI、杉本商、京阪神ビ、エスリード、アツギ、積水樹、サカイ引越、アクシーズ、カワチ薬品、コーエーテクモ、NTTDIM、栄研化、東映アニメ、BPカストロール、エスティック、東洋機械、イントラスト、SPK、幸楽苑HD、キヤノンMJ、リコーリース、だいこう、杉村倉、沖縄セルラー、未来工業、三谷産、日車輌、PI、富通ゼネ、千趣会、ブルボン、サーティワン、菱友システム、蝶理、岩井コスモ
【海外】
独10月Ifo景況感指数(17:00)
《米決算発表》
ベライゾン・コミュニケーションズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
