上値の重い展開か

28日の日経平均株価は堅調な展開だが上値は重いか。
日経平均株価は予想レンジは、2万2700円-2万2900円。
前週末25日のNYダウ工業株30種平均は152ドル高の2万6958ドルで終えた。米中貿易摩擦の懸念後退で投資家心理が回復し、買いが先行する可能性が高い。ただ主要企業が2019年4~9月期決算を発表するなか、業績内容を見極めたいとの投資家も多い。年初来高値を連日で更新しているため国内勢を中心に利益確定や戻り待ちの売りが出やすく、一本調子の上昇は見込みにくいだろう。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同25日の大阪取引所終値比55円高の2万2825円だった。朝方はこの水準を意識して取引が始まりそうだ。前週末の米フィラデルフィア半導体株指数は2.1%上昇した。東京株式市場では半導体メーカーや製造装置を手掛ける銘柄に買いが入るだろう。
 
日程は、東証マザーズ市場に再生医療の関連事業を手掛けるセルソース(4880)が新規上場する。野村不HDや日立建機、ファナックが19年4~9月期決算を、キヤノンが1~9月期決算を発表する。米国ではグーグル親会社のアルファベットが決算発表を予定している。
 
 
 
【好材料銘柄】 
 
■ディア・ライフ <3245>
前期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
 
■システムリサーチ <3771>
上期経常を49%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ジェイ・エスコムホールディングス <3779>
上期経常を一転27%増益に上方修正、通期も増額。
 
■大伸化学 <4629>
上期経常を一転91%増益に上方修正、通期も増額。
 
■日本興業 <5279>
上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額。
 
■日本電子材料 <6855>
上期経常を2.5倍上方修正。
 
■スルガ銀行 <8358>
創業家とファミリー企業が保有するスルガ銀行株式をノジマ <7419> へ売却。ノジマの議決権比率は4.99%→18.52%に上昇し、同社の筆頭株主になる。
 
■ヒガシトゥエンティワン <9029>
上期経常は一転41%増益で上振れ着地。
 
■東陽倉庫 <9306>
上期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も0.5円増額。
 
■長大 <9624>
前期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も13円増額。
 
■エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850>
上期経常が84%増益で着地・7-9月期も91%増益。
 
■田辺三菱製薬 <4508>
上期税引き前を2.2倍上方修正。
 
■東京鐵鋼 <5445>
今期経常を一転38%増益に上方修正。
 
■日本車輌製造 <7102>
今期経常を48%上方修正。
 

【主な経済指標・スケジュール

【国内】
28(月)
9月企業サービス価格指数(8:50)
《決算発表》
ファナック、キヤノン、オリックス、JR東日本、JR西日本、JR東海、松井証、マネックスG、フジッコ、キーコーヒー、OBC、養命酒、エレマテック、マクニカ富士、野村不HD、多木化、JSR、日立化成、大日住薬、アンジェス、オービック、ミルボン、横河ブHD、弁護士コム、日立建、アイチコーポ、小森、アマノ、航空電、スタンレ電、ハマキョウ、関西電、特殊陶、レーザーテク、日東電、小糸製、コクヨ、ミスミG、Vコマース、タカラレーベン
 
【海外】
米9月シカゴ連銀活動指数(21:30)
休場:シンガポール、マレーシア
《米決算発表》
アルファベット、DTEエナジー、AT&T
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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