堅調展開か

29日の日経平均株価は続伸し、取引時間中では2018年10月11日以来、約1年ぶりとなる2万3000円台に乗せる場面がありそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2800円-2万3100円。
 
28日のNYダウ工業株30種平均は前週末比132ドル高の2万7090ドルで終えた。
米中貿易協議の進展や企業業績への期待感から米株式相場の上値追いが続く中、日本株にも運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが続くだろう。
マイクロソフトやアップルが急伸するなど、ハイテクや半導体株の上昇が目立ったほか、米長期金利の上昇で金融株も買われた。
29日の東京株式市場でも引き続き、半導体株などが相場全体を押し上げる展開が想定される。
 
28日のシカゴ市場で日経平均先物12月物(円建て)の清算値は2万2960円と、同日の日経平均や大取終値を上回った。日経平均は前日まで6日続伸し、連日で年初来高値を更新と、短期的な過熱感は強い。2万3000円近辺では利益確定売りが上値を抑えそうで、終値での大台維持は難しそうだ。
 
 
日程面では、野村や日清粉G、オムロン、NTTドコモなどが4~9月期の決算発表を予定している。総務省は寄り付き前に10月の都区部消費者物価指数(CPI)を発表する。2年物国債の入札。また、新規株式公開(IPO)では人材紹介サービスなどを手掛けるジェイック<7073>がマザーズ市場に上場する。海外ではFOMCが30日までの日程で開催。このほか、9月の米中古住宅販売仮契約、10月の米消費者信頼感指数など。
 
 
【好材料銘柄】
 
■日本ドライケミカル <1909>
上期経常を一転58%増益に上方修正・7期ぶり最高益更新へ。
 
■タカミヤ <2445>
上期経常を一転58%増益に上方修正・5期ぶり最高益、通期も増額、配当も1円増額。
 
■セック <3741>
上期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
 
■日本鋳鉄管 <5612>
上期経常は黒字浮上・通期計画を超過。
 
■テクノスマート <6246>
今期経常を一転18%増益に上方修正、配当も10円増額。
 
■カーチスホールディングス <7602>
上期経常を67%上方修正。
 
■タカラレーベン <8897>
上期経常が77%増益で着地・7-9月期も3.9倍増益。
 
■ワイヤレスゲート <9419>
セキュリティ通信子会社のLTE-Xが協和エクシオ <1951> と資本業務提携。独自ネットワーク技術「LTE over IP(LTE仮想化技術)」を活用したセキュリティ・ソリューションの提供で協業。
 
■ピー・シー・エー <9629>
今期経常を62%上方修正・14期ぶり最高益更新へ。
 
■コンセック <9895>
上期経常を5.2倍上方修正、通期も増額。
 
■ヤマト <1967>
上期経常を一転54%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■日本M&Aセンター <2127>
上期経常を一転33%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■コア <2359>
上期経常が22%増益で着地・7-9月期も39%増益。
 
■アイティフォー <4743>
上期経常を29%上方修正・12期ぶり最高益更新へ。
 
■こころネット <6060>
上期経常を一転44%増益に上方修正。
 
■フィンテック グローバル <8789>
セキュリティトークンを用いた不動産証券化の実証実験を開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
29(火)
10月都区部消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
NTTドコモ、HOYA、オムロン、NEC、野村HD、ANA、NESIC、邦ガス、山崎パン、カルビー、NSSOL、四国化、協和キリン、ミンカブ、SBテクノロジ、マンダム、デクセリアルス、日電硝、日立金、アサヒHD、日本トリム、新電工、GMOFHD、シマノ、昭和飛、JSP、日立ハイテク、コメリ、PALTAC、NECキャピ、コネクシオ、大ガス、メタウォーター、カプコン、日清粉G、ゼンリン、西ガス、ユニゾHD、セプテーニHD
 
【海外】
FOMC(~10/30)
米8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米10月消費者信頼感指数(23:00)
米9月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
ゼネラル・モーターズ、ファイザー、メルク、マスターカード、アムジェン、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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