東証マザーズ指数は前日比9.82ポイント高の877.30ポイントと8日続伸。
日経平均は一時心理的な節目となる23000円を超え、本日も年初来高値の更新を記録した。マザーズ市場においても目先の先高感が高まり、個人投資家心理の向上を通じてさらに上げ幅を拡げる展開となった。バイオ関連では、サンバイオやそーせい、アンジェスをはじめ、そのほか指数インパクトの大きいメルカリなども買われた。また、新規上場銘柄や好業績銘柄などに個人投資家の資金が集まり、にぎわった。
市場からは「決算内容がさえなくても、よほど悪くない限り買われる相場」と強い投資家心理について指摘する声もあった。
売買代金は概算で710.24億円。騰落数は、値上がり149銘柄、値下がり134銘柄、変わらず13銘柄となった。
新規株式公開(IPO)銘柄はともに初値を上回って取引を終えた。28日新規上場した上場2日目のセルソースの終値は初値を1000円(16.6%)上回り、制限値幅の上限(ストップ高水準)である7020円だった。29日に新規上場したジェイックの終値は初値を2330円(22.6%)上回る1万2650円だった。
個別では、ホットリンク、セルソース、中村超硬、ログリーがストップ高。ジェイックは一時ストップ高と値を飛ばした。グランディーズ、ブシロードなど3銘柄は年初来高値を更新。Lib Work、くふうカンパニー、ジャパンインベストメントアドバイザー、弁護士ドットコム、ASJが買われた。
一方、Welby、HENNGE、BASE、インティメート・マージャーが年初来安値を更新。NATTY SWANKY、エル・ティー・エス、アプリックス、Chatwork、ツクルバが売られた。
