英、総選挙へ。

[概況]

30日の欧米外国為替市場は、各通貨とも限定的な値動きだった。米ドル円は全体を通して108円台後半を推移。
一時、米中の部分合意に関する署名が疑われる報道が伝わったが、下落は限定的だった。米ドル円は108.880円で取引を終了している。
 
その他、欧米時間に伝わった報道で注目したいのが英国のEU離脱問題だ。具体的には、英議会で12月12日に総選挙が実施される法案が可決されたことである。総選挙は野党の労働党が同意に反対していたが、急遽賛成に回った格好だ。EU離脱に関しては、英EU間で来年の1月末までの延期がすでに合意されている。
 
このため、野党労働党は目先の合意なき離脱が回避されたので、改めて国民にEU離脱の是非を問おうというわけだ。なお、英ポンド円は欧米時間に高値140.55円まで上昇したが、その後弱含むという値動きだった。終値は139.90円である。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次