再燃、米中対立。

[概況]

31日の欧米為替市場は、リスク回避の流れが強まった。きっかけは、米中の対立懸念の高まりだ。具体的には「中国はトランプ米大統領との長期的な通商合意について疑念を抱いている」という報道である。
 
これを受け、米ドル円は水準を108円台後半から一時昨日の安値である107.930円まで大きく切り下げる展開となった。今回の報道でこれだけ下落が著しかったのは、米中の通商問題は部分的合意の第一段階を目の前にするなど、関係改善の兆しが見えていたからだ。
 
つまり、期待感が高まっていただけに失望も大きかったということである。さて、本日の米ドル円は節目である108.00円を堅持できるかに注目だといいたいところだが、本日は欧米時間に米雇用統計が控えているため、様子見から東京時間はそれほど大きな動意は生まれないと思われる。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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