[概況]
13日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時108.650円まで下落し軟調に推移した。米中貿易協議の行方に対して不透明感などが残るなか米ドル円は売りが優勢となった。
一方で米上下両院合同経済委員会において、パウエル米FRB議長の議会証言の内容も伝わっている。同議長は現行の金融政策のスタンスが適切である可能性が高いと証言し、米経済は強固な状況にあり、接続的な成長を見通していることから、トランプ米大統領が求めるマイナス金利は適切ではないと述べた。米追加利下げについては、見送る姿勢が協調されていたことなどから、やや米ドル買いの反応も確認できたが上値は重そうだ。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の転換線(108.650円)付近で下げ止まっていることから同線がサポートとして意識された可能性も考えられそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
