【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比195円63銭高の2万3337円18銭で始まった。
東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、15.09ポイント高の1699.49で始まった。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに堅調。米中貿易協議の進展期待を背景に、幅広く買いが入っている。
外国為替市場では、1ドル=108円60銭近辺で推移。中国の上海総合指数は上昇している。
個別では、アドバンテス、東エレクが値を上げ、ソニー、太陽誘電は反発している。トヨタ、キーエンスは小高い。三菱商、商船三井、ファーストリテ、リクルートHD、武田、三菱UFJが堅調で、日本郵政は大幅高となっている。
半面、LINE、ZHD、ソフトバンクG、ZOZOが売られ、資生堂はさえない。任天堂は続落。日産自、スズキも軟調となっている。
前場の日経平均は一時200円近く上昇するなど想定以上に強い動き。直近2日で380円近く下落していたため、買い戻しが入ったことなどが想定される。週末に加え、今晩の米国で10月の小売売上高や鉱工業生産指数といった経済指標の発表が控えていることも買い戻しを誘っている可能性がある。足元では米経済の堅調ぶりが金融市場の安心感につながっている。
