日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比11円50銭高い3557円57銭と、2日ぶりに年初来高値を更新した。
新規の手掛かり材料に乏しい状況が継続するなか、朝方は模様眺めムードが強まり、小動きにとどまっていた。
米中通商交渉の合意期待や香港株式市場でハンセン指数が反発したことを受け、東証1部の主力銘柄が上昇。投資余力の増した個人投資家が、新興市場でも好材料を発表した銘柄を中心に買いを入れた。
市場関係者は、新興市場は買いが優勢となった。「上値追い基調が鮮明なジャスダック市場の銘柄に個人投資家の小口買いが集まった」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で577億円、売買高は1億3096万株と、7月9日以来の高水準だった。
値上がり銘柄数は351、値下がり銘柄数は256となった。
個別では、チエル、日本色材工業研究所、AKIBAホールディングス、トレイダーズホールディングスがストップ高。極東産機、ダイヤ通商、旭化学工業は一時ストップ高と値を飛ばした。安江工務店、シンクレイヤ、暁飯島工業、日本サード・パーティ、オリエンタルコンサルタンツホールディングスなど23銘柄は年初来高値を更新。多摩川ホールディングス、小田原機器、テクノホライゾン・ホールディングス、トミタ、YKTが買われた。
一方、三洋堂ホールディングス、ビジョナリーホールディングス、サカイホールディングスが年初来安値を更新。アエリア、アミファ、ナビタス、ソフィアホールディングス、フジトミが売られた。
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