日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比25円77銭高い3583円34銭となり、連日で年初来高値を更新した。2018年12月5日以来およそ11カ月半ぶりの高値水準。
前週末の米国市場は、米中貿易交渉の進展期待からNYダウなど主要株価指数が史上最高値を大きく更新した。日経平均も堅調に推移していたため、個人投資家のマインドも好転。株高基調を受けて個人投資家の投資余力が回復しているとの見方が多い。
投資家心理改善への追い風となり、新興市場でも幅広い銘柄が買われた。
指数が高値圏にある中でも、相対的に戻りの鈍い銘柄が散見され、東証1部の半導体関連株などに比べた出遅れ感や値動きの軽さも物色を促したようだ。
また、好業績銘柄などを中心に買い進まれる銘柄が増加した。また、市場では「東証1部の半導体関連株などに比べた出遅れ感や値動きの軽さも物色を促したようだ」との声も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で478億円と前週末(577億円)は下回った。売買高は1億2415万株。
値上がり銘柄数は395、値下がり銘柄数は206となった。
個別では、チエル、トレイダーズホールディングスがストップ高。日本色材工業研究所、日本アンテナは一時ストップ高と値を飛ばした。常磐開発、ナカボーテック、大成温調、暁飯島工業、東北新社など30銘柄は年初来高値を更新。新都ホールディングス、アストマックス、遠州トラック、大戸屋ホールディングス、OSGコーポレーションが買われた。
一方、中京医薬品が年初来安値を更新。旭化学工業、アエリア、セーラー広告、ワットマン、イボキンが売られた。
