19日の日経平均株価は底堅い展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万3300円-2万3500円を想定。
18日のNYダウ工業株30種平均は前日比31ドル(0.1%)高の2万8036ドルで取引を終えた。米中貿易協議の結論を見極めたいとの姿勢が広がるなか、外国為替市場で円高・ドル安に振れた。輸出関連企業の業績低迷への懸念が重荷となる。半面、米株式市場で主要株価指数が最高値を更新しているため、売る参加者も限られるだろう。
日経平均の下値メドについて市場では前日を100円程度下回る2万3300円近辺との見方があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比5円安の2万3395円だった朝方はこの水準が意識され、日経平均は小幅安か横ばい圏で始まる公算が大きい。円相場は1ドル=108円台後半に上昇している。
香港情勢に対する投資家の警戒感は根強い。取引時間中は外部要因以外の手掛かり材料が乏しく、積極的に上値を追う姿勢は限られるだろう。
19日の日程で、国内はSOMPO(8630)やMS&AD(8725)、東京海上(8766)が4~9月期決算を発表する。海外では10月の米住宅着工件数などの発表を控えている。
【好材料銘柄】
■SIG <4386>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.46%にあたる20万株(金額で1億2260万円)を上限に、11月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■田辺三菱製薬 <4508>
三菱ケミカルホールディングス <4188> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2010円で18日終値を50.2%上回る水準。買い付け期間は11月19日から20年1月7日まで。
■トーソー <5956>
発行済み株式数(自社株を除く)の7.49%にあたる72万株(金額で3億5208万円)を上限に、11月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■いであ <9768>
今期配当を10円増額修正。
■メディネット <2370>
九州大学と慢性心不全治療に用いる再生医療等製品の実用化に向けた共同研究契約を締結。
■栄電子 <7567>
東証が19日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■アニコム ホールディングス <8715>
10月正味収入保険料は前年同月比15.7%増の33億円。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
19(火)
《決算発表》
東京海上、SOMPOHD、MS&AD
【海外】
米10月住宅着工件数(22:30)
《米決算発表》
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