[概況]
今週の米ドル円の動きを予想すると、先週から続くレンジ内でも動きを踏襲しながらも、材料次第では上下限を抜けていく可能性もありそうだ。先週の動きをおさらいすると、米ドル円は米中関連の報道に対し敏感に反応するも方向感に欠け、109.00円近辺~108円台前半という狭いレンジ内での取引だった。
さて、こうしたもみあいの中で動意が生まれるとすれば、27日に発表される米国の第3四半期GDPや米中貿易協議の行方だが、なかでも注目したいのが香港情勢の緊迫化である。同問題は先週、米議会で香港人権法案が可決された辺りから、為替市場にその影響が顕在化し始めた印象を受ける。そのため、今週は香港情勢を巡る米中の批判の応酬に注意したいところだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
