日経ジャスダック平均は12日続伸した。前週末比15円50銭高い3385円47銭と、8月5日以来およそ1カ月半ぶりの高値となった。12日続伸は2017年2月10日~3月10日の21日続伸以来、およそ2年半ぶりとなる。
日経平均が堅調に推移し、個人投資家マインドも改善する形で、ジャスダック市場にも買い安心感が広がった。特に指数寄与度の高い時価総額上位銘柄のアエリアやハーモニックなどを中心に値を上げる動きが目立った。韓国CJヘルスケアとのグローバルパートナーシップ拡大が伝わったラクオリアは大幅高となった。
また、市場では「10日以上の続伸が上放れのサインである」との指摘も聞かれ、市場ムードも良好になっているようだ。
ただ、米中協議に対する不透明感は依然として残っており、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはつながっていないほか、一本調子の上昇に対する警戒感もあり、大幅な上昇とまではいかなかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で364億円、売買高は4647万株。
値上がり銘柄数は384、値下がり銘柄数は223となった。
個別では、クラスターテクノロジー、アミファがストップ高となった。マサル、Shinwa Wise Holdings、テクノアルファ、アーバネットコーポレーション、ソフトウェア・サービスなど18銘柄は年初来高値を更新した。ラクオリア創薬、ソフィアホールディングス、初穂商事、OSGコーポレーション、明豊エンタープライズが買われた。
一方、山大、エムティジェネックス、リーバイ・ストラウス ジャパンが年初来安値を更新した。シャクリー・グローバル・グループ、アイビー化粧品、ASIAN STAR、セプテーニ・ホールディングス、イマジニアが売られた。
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