25日の日経平均株価は反落しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万1700円-2万2000円
24日のNYダウ工業株30種平均は前日比142ドル安の2万6807ドルで取引を終えた。
トランプ米大統領が国連総会の演説で、中国の貿易慣行や為替操作などを批判。米中貿易摩擦への懸念が再燃し、前日の米国株が下落したことが投資家心理の重荷となるだろう。
外国為替市場で円相場が1ドル=107円台前半まで円高・ドル安に振れており、輸出企業の採算悪化を警戒した売りも広がりやすいだろう。
円高進行が自動車など輸出関連株の重荷となるとみられるほか、米中対立を背景とした世界景気の減速懸念で米原油先物も下落しており、石油関連株に売り圧力が高まりそうだ。
一方、9月末の配当権利取りに絡んだ買い需要への期待が相場を下支えするともみられており、日経平均は前日終値を200円程度下回る2万1800円台後半が下値のメドとなるとの見方があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比235円安の2万1705円だった
日程では、25日は日銀が7月29~30日に開催した金融政策決定会合の議事要旨を公表するほか、8月の企業向けサービス価格指数も発表する。8月の全国スーパー売上高、外食売上高などの発表も控えている。また日米首脳会談が予定されているほか、海外では8月の米新築住宅販売件数なども公表される。
【好材料銘柄】
■BEENOS <3328>
19年9月期第4四半期に営業投資有価証券売却益20.1億円を計上する。
■テックファームホールディングス <3625>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.52%にあたる40万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月1日から20年3月31日まで。
■オンコリスバイオファーマ <4588>
食道がんを対象に進めてきたがんウイルス療法テロメライシンと放射線治療を併用したフェーズ1企業治験で、すべての患者への投与および効果安全性評価委員会による安全性の評価が完了。
■イワブチ <5983>
20年3月期の連結最終利益を従来予想の1.8億円→4億円(前期は1.4億円)に2.2倍上方修正し、増益率が26.7%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。
■両毛システムズ <9691>
上期経常を一転5.2倍増益に上方修正・6期ぶり最高益更新へ。
■神戸物産 <3038>
10月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。また、株主優待制度を変更。株式分割実施後も保有条件は100株以上を据え置く。
■いい生活 <3796>
8月のクラウドソリューション事業売上高は前年同月比17.1%増の1.7億円。
■GCA <2174>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.36%にあたる55万株(金額で4億1250万円)を上限に、9月25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■ピックルスコーポレーション <2925>
上期経常が49%増益で着地・6-8月期も27%増益。
■マーチャント・バンカーズ <3121>
プレステージプランニングと業務提携し、新たにリノベーション事業に取り組む。
■メディカルネット <3645>
発行済み株式数(自社株を除く)の16.16%にあたる74万株(金額で3億5000万円)を上限に、9月25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。創業者の早川亮氏が保有株売却の意向を示したことに対応する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
25(水)
日銀金融政策決定会合議事要旨(7/29~7/30開催分)
日米首脳会議
8月企業サービス価格指数(8:50)
40年国債入札
《決算発表》
西松屋チェ
【海外】
米8月新築住宅販売(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
